計画研究B03班

 B03: 持続可能な水資源ガバナンスのミクロ実証分析

概要

 本計画研究では、⽔資源が希少な地域や⽔インフラが貧弱な地域において、健康で豊かな暮らしを実現するためには、どの様な⽔利⽤の⽅法が適しているのか、また持続的に⽔資源を利⽤するためには、どのような⽔環境の保全・維持の⽅策・仕組みが必要なのか、開発経済学・経済史の⽴場から家計や村落レベルのミクロデータ・歴史データを実証的に分析し、持続可能な⽔資源ガバナンスの在り⽅を探る。⽬標達成のために、研究代表及び分担者らが構築してきた開発途上地域における家計・村落レベルのパネルデータおよび歴史データを本計画研究で発展させるとともに、計画研究A01 が提供する水資源の時空間分布シミュレーションデータと組み合わせることで、水資源と人間社会の関わりを新たな切り口で検証する。また、計画研究C01 の協力を得ながら、これまで開発経済学では、ほとんど考慮されていない社会経済活動が生態系へ与える影響を視野に入れた研究を実施する。

メンバー

●代表者
松本 朋哉 [小樽商科大学 商学部]

写真(松本 朋哉)

【ごあいさつ】

 B03班は、開発経済学・経済史研究者から構成され、家計調査・歴史データを用いた実証研究を得意としています。本プロジェクトでは、1)途上国における⽔アクセスと健康・貧困の関係、2)近世⽇本および現代途上国における気候変動と農業、3)かつての「途上国」⽇本および現代途上国における農業⽔利等の研究課題に、他班と協働し新たな切り口で取り組んでいきたいと思います 。

●分担者
真野 裕吉 [一橋大学 大学院経済学研究科]
加治佐 敬 [京都大学 農学研究科]
山内 慎子 [政策研究大学院大学 政策研究科]
木島 陽子 [政策研究大学院大学 政策研究科]
高槻 泰郎 [神戸大学 経済経営研究所]
江頭 進 [小樽商科大学 商学部]
高野 宏康 [小樽商科大学 グローカル戦略推進センター]
齋藤 邦明 [東洋大学 経済学部経済学科]
●協力者
永島 優 [アジア経済研究所 開発研究センター]
塚田 和也 [アジア経済研究所 開発研究センター]
高橋 和志 [政策研究大学院大学 政策研究科]