A01班・丸谷靖幸先生(九州大学)の土地利用別の窒素流出率を推定する手法を開発した共著論文が「Water Resources Research」に掲載されました

 2022年9月21日、土地利用別の窒素流出率を安定同位体と流出モデルを組み合わせて推定する手法を開発したA01班 研究分担者の丸谷靖幸先生(九州大学)の共著論文が「Water Resources Research」に掲載されました。

Using Inverse Modelling and Dual Isotopes (δ15N and δ18O of NO3) to Determine Sources of Nitrogen Export from a Complex Land Use Catchment
Sri Adiyanti, Yasuyuki Maruya, Bradley D. Eyre, Perrine Mangion, Jeffrey V. Turner, Mathew R. Hipsey
Water Resources Research (2022)
https://doi.org/10.1029/2022WR031944

– 内容紹介 –
 オーストラリア・クイーンズランドのCaboolture流域を対象に、安定同位体比と分布型流出モデル1K-DHMを組み合わせ、土地利用別の窒素流出率を推定する手法を開発しました。
 これまで流域からの物質流出量の推定にはL-Q式や原単位法などが多く利用されてきましたが、土地利用別流出率の推定精度には課題がありました。
 そこで本研究では安定同位体比を用いた土地利用別の窒素流出率推定手法を構築したことで、窒素流出率が最も高くなる雨期において、精度良く予測出来ることを明らかにしました。近年では土地被覆土地利用の変化も問題となってきているため、本論文で利用しているような手法を用いて土地利用別流出率を推定し、流域からの窒素流出量の長期的な変遷を評価することで、過去から将来にかけての生態系や生息場環境などへ与える影響評価などへ繋げていきたいと考えています。

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