清水孟彦さん(北海道大学)のヘラサギに関する論文が公表されました

 2023年6月17日、清水孟彦さん(現:北海道大学、九州大学共創学部卒)が2種類のヘラサギによる干潟及びその周辺の農業用水の利用に関する研究をまとめた論文を発表しました。清水さんは当時、藤岡悠一郎先生(B02班代表)の指導を受けて、今津湾でのヘラサギ・クロツラヘラサギの活動を観察・調査し、渡り鳥による干潟とその周辺環境(クリークなど)の利用についてまとめました。人工的な環境を鳥類が利用する一例であり、人間と生物が水環境を共有している例として、水共生学の一つの成果と言えます。

Relative importance of tidal flats and artificial habitats for two spoonbill species and related interspecific differences
Takehiko Shimizu, Masayuki Senzaki, Yuichiro Fujioka, Satoquo Seino
ジャーナル:Avian Research (Elsevier, IF=2.04)
DOI: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2053716623000336?via%3Dihub

―論文概要―

 瑞梅寺川河口に位置する今津干潟とその周辺環境を対象に、渡り鳥である2種のヘラサギ類(クロツラヘラサギとヘラサギ)による環境利用の差異を明らかにした。干潟の周辺に広がる人為的な生態環境(田んぼの用水路など)は、干潟の潮位が高い時間帯にヘラサギ類が活動をする場として重要であるが、種間で利用頻度や季節パターンに差異があることが明らかとなった。

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