釧路市立博物館で釧路湿原に関する展示が開催されました

 釧路市立博物館では2023年7月22日(土)から10月15日(日)まで、ラムサール条約釧路会議30 周年企画展「まもる、つかう、のこす〜釧路湿原を未来へ〜」(主催:釧路市立博物館、共催:水共生学、釧路国際ウェットランドセンター、釧路市立博物館友の会、釧路自然史研究会)を開催しました。博物館のマンモスホールと特別展示室の2会場を使い、マンモスホールではラムサール条約や釧路会議関係の資料を展示し、水共生学の紹介パネルも設置しました。特別展示室では釧路湿原のいきものを標本資料で紹介するとともに、ヤチマナコ体験、湿原探検すごろく、巨大ヤチボウズなど、湿原について楽しく学べるように工夫しました。夏休み期間中であったことから会期中の来館者数(常設展示室入場者)は6,700人近くにのぼり、多くの人に釧路湿原について知ってもらうきっかけになったと思います。
 企画展のほかに関連イベントとして、釧路湿原のいきもの観察会と題した「植生観察会」「早朝探鳥会」「夜の昆虫観察会」「サケしらべ隊」の4つの観察会を開催し、普通の観察会とはひと味違う、時間帯やテーマを絞った観察会を実施しました。
 また、展示期間中、釧路管内のラムサール条約登録湿地の施設と博物館をめぐるスタンプラリーを実施しました。広い範囲にも関わらず86人もの人がコンプリートしました。
 釧路湿原をテーマとした企画展は数年おきに開催してきましたが、9月23日(土)のバスツアー、24日(日)のシンポジウム開催を含め、水共生学の視点からも湿原について知り、考えてもらう機会になりました。

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