2024年9月11日(水)、農業農村工学会ミニ動画 コンテスト“こりゃ映像! 2024”において、中村 遥氏(九州大学農学部生物資源環境科学府 修士1年)と木原 昂氏(同 修士2年)が作成した動画が優秀賞に選ばれました。2人は公募研究 谷口 智之(九州大学 助教)の指導する大学院生で、動画では調査対象である花の香酒造(熊本県和水町)の取り組みを紹介しています。
“こりゃ映像!2024”のテーマは「ここにあった!農業農村の未来」でした。動画で紹介しているように、花の香酒造では馬耕や田植え定規を使った手植えなど、現在の日本の農村ではほとんど見られなくなった稲作を行っています。一見非効率的に思えるこの取り組みが、農業農村地域に新しい価値を生み出し(実際には、時代とともに失ってしまった農業農村地域にもともとあった価値の再発見)、それが人々を引きつけ、地域や流域の水環境の保全に貢献しています。農業農村の未来というとスマート農業などをイメージしがちですが、このような未来の形があることを今後も発信していきたいと思います。
酒造りに水は欠かせません。また同時に、地域の農業や社会、文化に深く関係する酒造がおこなっている取り組みです。1分の短い動画ですので、是非ご覧ください。
受賞動画:花の香酒造の取り組み「産土(うぶすな)」